バス・車の置き去りから命を守る絵本の内容と特長
『ぶたすけのラッパ』はどんな絵本?
『ぶたすけのラッパ』は、
車や通園バスに閉じ込められてしまったときに、
子ども自身が「助けを呼ぶ行動」を知ることを目的に作られた絵本です。
イラストを担当しているのは、
「パンどろぼう」シリーズで知られる
柴田ケイコさん。
やさしく親しみやすい絵柄で、
重くなりがちなテーマを子どもにも受け取りやすい形で描いています。
制作の背景|たすけてブーブープロジェクト
この絵本は、
たすけてブーブープロジェクト
の一環として生まれました。
このプロジェクトは、
- 子どもが車内に取り残されたとき
- クラクションを鳴らして助けを求める
という行動を、
子ども自身が知っておくことを目的としています。
公式サイトでは、
クラクション周辺や車内に貼れる
啓発ステッカーの無料ダウンロードも行われています。
絵本のあらすじ(簡潔)
物語では、ぶたの子ども「ぶたすけ」が、
バスの中に取り残されてしまう場面が描かれます。
- 声を出しても外に届かない
- 時間がたつにつれて、車内は危険になる
そんな状況の中で、
クラクションを鳴らすことで助けを呼ぶ
という行動につながっていきます。
『ぶたすけのラッパ』の特長
① 怖がらせない安全教育
この絵本は、
事故の恐怖を強調する内容ではありません。
- 淡々と状況を伝える
- できる行動に焦点を当てる
ことで、
「知ることで備える」という姿勢を大切にしています。
② 子どもにも理解しやすい具体性
作中では、
- 車内で声が届きにくいこと
- 待っているだけでは危険な場合があること
が、子どもにも分かる言葉で説明されています。
③ 現実的な補足(あとがき)
あとがきでは、
クラクションは手で押すより、
お尻で押すほうが鳴らしやすい
といった、
実際の行動につながる補足がされています。
これは、
家庭や園での事前確認にも役立つポイントです。
保育園・幼稚園・家庭での活用例
『ぶたすけのラッパ』は、
- 保育園・幼稚園での読み聞かせ
- 入園前の家庭での話し合い
- クラクション訓練の導入資料
など、
個人だけでなく集団でも活用しやすい絵本です。
近年では、
園単位でクラクション訓練を行う事例も報告されています。
こんな家庭・園におすすめ
- 通園バスを利用している
- 入園・進級を控えている
- 子どもに「もしも」の話をどう伝えるか悩んでいる
こうしたケースで、
最初のきっかけとして使いやすい一冊です。
まとめ|「知っている」が命を守る
『ぶたすけのラッパ』は、
- 不安をあおる絵本ではなく
- 子どもが「行動を知る」ための絵本
です。
事故を完全に防ぐことは難しくても、
知っていること・話したことがあることは、
子どもにとって大きな備えになります。
入園前や新年度のタイミングで、
一度手に取ってみる価値のある絵本だと言えるでしょう。

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